株式会社クロスワープとはどんな会社か?

Ⅰ)エグゼクティブ・サマリー

■株式会社クロスワープは、お客様の人的コストが大きい業務や、お客様自身が自社開発・保有・運用をするとシステムコストが大きい業務に対して、その業務に特化したクラウドサービスを開発・提供することで、人的コストの削減や業務の効率化に貢献してきた。
■その結果として、それぞれの以下のようなSaaSを過去に開発・提供を行っている。
 ●MODD SaaS Fan Club Manager
  ・お客様:アーティスト/タレント事務所 ファンクラブ運営代行事業者
  ・解決した課題:ファンクラブサイト運営に人的コストがかかりすぎている。
 ●ASSET MANAGER
  ・お客様:著作権者(音楽、映像、漫画、ゲーム等)
  ・解決した課題:ネット上の著作権侵害の監視に人的コストがかかりすぎている。
 ●WebMonitor
  ・お客様:一般企業の情報セキュリティ部門や情報システム部
  ・解決した課題:ネット上の機密情報や個人情報の監視に人的コストがかかりすぎている。
■もし、皆様の会社で人的コストが増大し、効率化が課題になっている業務があれば、ぜひ一度ディスカッションさせてほしい。

Ⅱ)はじめに

皆様、おはようございます。情報セキュリティ事業部の堤です。
先月の『Selphish』の記事にも多くのアクセスを頂き、ありがとうございました。
深く感謝申し上げます。

blog.modd.com


さて、皆様、今回も一つ質問から始めさせて下さい。



「自社の特徴を一言で説明するのって、難しくないですか?」


藪から棒にすみません。
以前のブログにも書かせて頂きましたが、私、以下のサービスの営業担当をしております。


情報漏えい調査 対策支援 -WebMonitor - クロスワープ


そうしますと、お客様先に訪問して「株式会社クロスワープとはどんな会社か?」を説明させて頂く機会も多く発生します。
これがですね、簡単そうに見えて意外と難しい。


「弊社では、芸能人のファンクラブサイトをSaaSで構築する事業と、著作権者に対して著作権侵害監視サービスを提供する事業と、一般企業に対して機密情報の外部流出監視サービスを提供する事業を行っております。」


まあ、こんな感じで羅列して事業の説明をするじゃないですか。
するとですね、結構な確率でお客様の頭にクエスチョンマークが浮かびます。
結果、なんか滑ったみたいな空気が生まれます。


さて、皆様、もう一度質問させて下さい。


「自社の特徴を一言で説明するのって、難しくないですか?」


というわけで本日は、「株式会社クロスワープとはどんな会社か?」について、これが正解かはわかりませんが、私がお客様に説明している内容について記載したいと思います。
目的は自分自身の整理と備忘のためです。
どうか、ご笑覧下さい。



※なお、今回のブログの内容については、あくまで堤個人が株式会社クロスワープに関する個人的見解を記載したものであり、当社全体の意見を代表するものではありません。

Ⅲ)株式会社クロスワープがやってきたこと:クラウドサービスの開発による業務効率化と人的コストの削減


当社のミッションは、以下のとおりです。


www.crosswarp.com
>「ニッチ No.1」なコンピューティングサービスを創造する。
>私たちにとってのニッチとは、 小規模市場やマニアックな市場ではなく、 「顧客のニーズが未だ満たされていない市場」を意味します。 ニッチという言葉には、「能力などに応じた、適所・生かし所・得意分野」という意味もあります。
>私たち自身の得意分野を日々磨き活かしながら、顧客のニーズが未だ満たされていない市場で、最も役に立つコンピューティングサービスを創造して参ります。


私達クロスワープは、このミッションに従い、お客様の人的コストが大きい業務や、お客様が自社開発・保有・運用をするとシステムコストが大きい業務に対し、業務特化型クラウドサービスを開発・提供することで、人的コストの削減や業務の効率化に貢献してきました。
よって、当社の業務内容を一言でまとめますと「SaaSベンダー」とか「業務用クラウドサービス開発会社」にあたります。


各業界のお客様と多くの打ち合わせを重ねていった結果、それぞれ以下のような業界に特化したクラウドサービスを提供するに至りました。
その結果として、「シナジー効果?なにそれ美味しいの?」という状態になっているのは否定できませんが……


現状、弊社の主力になっているSaaSは以下の3つです。

③WebMonitor

情報漏えい調査 対策支援 -WebMonitor - クロスワープ


なお、「創業当時のビジネスは、大手出版社が発行する音楽情報雑誌の誌面情報と専用ガラケーサイトの機能を有機的に繋ぐサービスの企画・開発・運用」とのことなので、自社のことながら、事業のスクラップ&ビルドが凄いと思います。今カケラも当時のビジネスの痕跡がない……


以下にて、上記3点のクラウドサービスが解決しようとした課題について、ご紹介させて頂きたいと思います。

①MODD SaaS Fan Club Managerが解決しようとした課題

本サービスは、ファンクラブに特化したSaaSになります。
弊社の看板サービスでもあります。


主なお客様は、アーティストやタレント事務所、ファンクラブ運営代行事業者になります。


それらのお客様は、それぞれアーティストやタレントのファンクラブサイトを運営されておりましたが、以下のような課題を抱えていました。

●【お客様の課題】

・入会や継続手続きといった作業がすべて手作業でツラい……
・ECサイトも運営しないといけないけど、出荷業務や在庫管理がツラい……
・会費、商品代金の債権管理業務がツライ……
・機能追加やアクセス集中に耐えられるようにしたいけど懐がツラい……
・セキュリティレベルを高めたいけどよく分からない……


それに対して、MODD SaaS Fan Club Managerが用意した解決策は以下の通りです。

●【解決策】

・ファンクラブ運営に必要な機能をWEB化、各種決済方法を揃え自動継続機能を提供!
・倉庫システムとのデータ連携により、商品、会報誌等の発送業務を自動化!
・決済や各種管理を簡単に行えるツールとして提供!
・週に一度の自動バージョンアップで、常に最新のシステムを提供!
・脆弱性監査を通過した、常に安全なシステムを提供!


これらにより、現在、非常に多くのファンクラブサイトのバックエンドで弊社のシステムが稼働しております。


MWS導入事例 | ECサイト構築クラウド | MODD

導入事例多くて、ホント羨ましいんですけど。セキュリティ業界はなかなか事例公開に応じてもらえないしな……

②ASSET MANAGERが解決しようとした課題

本サービスは、著作権侵害対策・流通支援に特化したSaaSです。
音楽、映像、マンガ、ゲーム等著作権を管理する著作権者様は、ネット上のコンテンツの著作権侵害の監視について、以下のような課題を持っていました。

●【お客様の課題】

・不正に配信されるコンテンツの分量が多すぎて、とても自分たちだけでは対応できない……
・すでに人力で対応できる分量を超えている……
・監視だけでも手一杯で、そのサイトに削除申請するまで、到底手が回らない……


そうした中で、ASSET MANAGERが提供した解決策は、以下のようなものでした。

●【解決策】

・クロスワープにて、不正なコンテンツを配信するサイトの情報を取得するシステム(=クローラー)を構築し、当該サイトを監視!
・著作権侵害監視の対象範囲をWebサイト、P2Pネットワーク、スマホアプリにまで拡大!
・不正コンテンツの削除申請作業の支援も提供!


これにより、クールジャパンを下支えするシステムとして、現在でも多くの著作者様に使用していただいております。

導入事例 - クロスワープ


導入事例が多くて羨ましい……


当事業に関連する経済産業省の行政事業レビューシートも公開されておりますが、こちらも非常に高い評価を頂いているようです。


http://www.meti.go.jp/information_2/publicoffer/review2016/saishupdf/27050000METI.pdf

③WebMonitorが解決しようとした課題

本サービスは、社内の機密情報や個人情報が外部サイト等に流出していないかを監視するSaaSです。
元々は、ASSET MANAGERの派生サービスとしてスタートしました。
横展開とも言う。


主なお客様は、一般企業の情報システム部や情報セキュリティ部門になります。


情報システム部門や情報セキュリティ部門は、どの企業でもコストセンターとして認識されており、常にギリギリの人数で業務を回しています。
そのギリギリの人数で、自社内の機密情報や個人情報が外部サイトやSNSに流出していないかを監視しているのですが、それぞれ以下のような課題を抱えていました。

●【お客様の課題】

・ギリギリの人数で目視での監視作業を行っているために、監視作業がそもそも後回しになる……
・中国の文書共有サイトで自社の機密情報が発見されたけど、どうやって削除申請をすればいいかわからない……


これらの課題に対し、Webmonitorが用意した解決策は以下のようなものでした。

●【解決策】

・クロスワープにて、SNSや中国の文書共有サイトの情報を取得するシステム(=クローラー)を構築し、当該サイトを監視!
・監視対象範囲を検索エンジン、P2Pネットワーク、文書共有サイト、SNSに順次拡大!
・海外の文書共有サイトに対する機密情報の削除申請作業の支援やコンサルティングも提供!


その甲斐あって、多くの企業様で導入して頂けることになりました。
ただ、導入事例は……「クロスワープ」「入札」でググって頂けますようにお願い致します(汗。


クロスワープ 入札 - Google 検索

Ⅳ)まとめ

「株式会社クロスワープとはどんな会社か?」


こちらの問に対して、私からはお客様には以下のように答えています。


「SaaSを開発することで、お客様方の業務の効率化に貢献する会社です。」


また、企業ミッションにもあるとおり、まだまだニッチな市場(=顧客のニーズが未だ満たされていない市場)がこの世界には存在します。


次のニッチ市場はどこか?
我々が効率化するべき業務は何か?
それはSaaS化できるのか?


我々は、お客様方から受けた多くのご相談内容を検討し、抽象化して汎用化できるものをSaaSという機能に落とし込むことで、お客様の業務の効率化を実現してきました。
上記の3つのSaaSも、全てお客様からのご相談と打ち合わせの過程で生まれたものです。


もし、皆様の会社でも、人的コストが増大し、効率化が課題になっている業務があれば、ぜひ一度ディスカッションさせて頂けますと幸いです。


さて、今回も拙い長文を最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
「この業務を効率化したい!」等といったご要望がございましたら、ぜひ、下記よりお気軽にお問い合わせ頂けますと幸いでございます。


■お問い合わせ
https://service.crosswarp.com/webmonitor/contact/


こちらからは以上です。